魚のゆりかご水田米

旬彩鰻彩きた川で使用しているお米は、滋賀県・須原せせらぎの郷で大切に育てられた「魚のゆりかご水田米」です。
このお米は、生き物が共に暮らす豊かな環境の水田で育てられており、農薬や化学肥料の使用は必要最小限にとどめ、環境にも人にもやさしい栽培方法が採られています。
平成24年には、全国でも数少ない「食味ランク 特A(最高)」の評価を受けており、その美味しさと安全性は確かなものです。当店の鰻との相性も抜群で、食事全体をより一層引き立てます。

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魚のゆりかご水田とは

滋賀県が推進している「魚のゆりかご水田」プロジェクトは、人と生き物が共生できる田んぼの風景をもう一度取り戻すことを目的とした取り組みです。
かつて琵琶湖の周辺では、コイ・フナ・ナマズなどの魚たちが田んぼと用水路を自由に行き来し、田んぼが産卵の場としても活用されていました。しかし、圃場整備によって田んぼと用水路の間に約2メートルの高低差が生まれたことで、生き物たちが田んぼに入れなくなり、昔ながらの自然豊かな風景は失われつつあります。
このプロジェクトでは、田んぼの中に魚道を整備し、再び生き物たちが田んぼに戻れるような環境を整えています。また、生き物が安心して暮らせるよう、農薬や化学肥料の使用も必要最小限に抑える努力がなされており、人にも自然にもやさしい持続可能な農業が実現されています。

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「食味ランク 特A」とは

日本穀物検定協会が毎年発表している「美味しいお米ランキング」は、全国各地で収穫されたお米の品質や味を評価し、ランク付けする信頼性の高い指標です。
このランキングは5段階に分かれており、「特A」はその中でも特に評価の高い、最高ランクにあたります。
「特A」に認定されたお米は、香り・甘み・粘り・食感など、すべてのバランスに優れた美味しさを持ち、多くの料理人や米農家からも高い評価を受けています。

月夜のゆりかご

東近江にある老舗の蔵元・喜多酒造さんが、滋賀県須原の「魚のゆりかご水田米」を使って丁寧に醸した一本です。
通常、日本酒は「酒米」と呼ばれる専用品種を使って仕込まれますが、「月夜のゆりかご」はあえて食用米であるコシヒカリ(魚のゆりかご水田米)を使用しているのが特徴です。
そのため、やわらかくやさしい口当たりの中にも、しっかりとしたキレが感じられ、どんなお料理にも合わせやすい、飲みやすい味わいに仕上がっています。
季節によっては、フレッシュな風味が楽しめる生原酒と、まろやかさが増した火入れタイプの両方をお楽しみいただけます。

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周りの環境を大切にしています

当店では、おいしい料理を提供するだけでなく、その背景にある自然環境や地域とのつながりも大切にしています。
使用する食材は、環境に配慮した農法で育てられたものをできる限り選び、琵琶湖やその周辺の自然を守る取り組みにも積極的に関わっています。
「魚のゆりかご水田米」や季節の地元食材を使用することで、生産者とのつながりを大切にしながら、お客様にも環境へのやさしさを感じていただけるよう心がけています。

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